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万葉集にも歌われた澪標を浜名湖で眺める

澪標(みおつくしorみをつくし)をご存知ですか?

川を行き交う船のために作られた道しるべです。

水のなかは、浅いところと深いところがありますよね。浅いところに乗り上げてしまうと座礁して進めなくなってしまいます。水深があり航行可能な澪と、その境界に並べて置くことで、安全に通れる航路を指し示していたものなんです。


大阪にも残っているそうですが、ここ浜松にも日本最古のものがありました。約1,200年前に設置されていたとされています。


万葉集の「遠江 引佐細江のみをつくし 吾れをたのめて あさましものを」は、この場所を歌ったものです。

(訳:遠江の引佐細江の澪標を頼るように私を信じさせたのに、あなたは軽い気持ちだったのですね。)


浜名湖から澪標を望み、奈良時代に歌われたこの歌に思いを馳せてはいかがでしょうか?





蛇足ですが、百人一首の「わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢わむとぞ思ふ」という歌も、歌われた場所は大阪ですが、澪標に関連した歌です。 (約:行き詰まって悩んでいるが、この事が発覚した今となってはどうなっても同じこと。難波の澪標のようにこの身が尽きようとも、あなたに逢おうと思う。)


この「みをつくし」は「澪標」と「身を尽くし」をかけているといわれています。国語で習ったこの詩なら知っている!という方も、ぜひ実物の澪標を見てみてくださいね!